モンスターボールプラス 生産終了？品薄の今、裏事情を解説

画像引用元：任天堂公式サイト

ポケモンファンにとって特別な存在であるモンスターボールプラス。この記事では「なぜ品薄なのか」「実際に生産終了なのか」を多角的に解説し、今後の選択肢を整理していきます。

モンスターボールプラスは生産終了？

任天堂公式の立場は？

モンスターボールプラスは2018年に発売された、ポケモン関連商品の中でもユニークな周辺機器です。ポケットモンスターシリーズと連動することで、ゲーム体験を拡張する役割を担い、特に『Pokémon GO』との組み合わせで人気を集めました。
一方で、近年ネット上では「生産終了したのでは？」という噂が広がっています。ここで重要なのは、任天堂公式の見解です。

公式の任天堂サポートページやAmazonの公式販売ページでは、**「製造中止になりました：いいえ」**と明記されており、任天堂として正式に「生産終了」と発表した事実はありません！
つまり、**公式の立場としては“まだ生産終了していない”**という位置づけです。

公式発表がない理由は？

• 任天堂は過去にも、周辺機器や限定デバイスについて明確に「生産終了」と発表しないケースがあります。
• 特に数量限定や需要変動が大きい商品については「公式アナウンスを出さずに流通が途絶える」ことが多いのです。
• したがって、公式発表がないこと自体が「販売継続」を保証するものではない点に注意が必要です。

市場の在庫状況はどうなっている？

公式で生産終了とされていなくても、実際に市場での流通が滞れば「買えない＝事実上の終了」と感じる消費者が増えます。現在の在庫状況を整理すると以下の通りです。

店頭・通販での在庫

• 家電量販店やゲームショップでは、2024年以降ほとんど入荷が確認されていません。
• Amazonや楽天市場など大手通販サイトでも「在庫切れ」表示が続く状態が多く、入荷通知を待つユーザーが増えています。
• 中古市場（フリマアプリ・リサイクルショップ）では、新品時の定価（約4,980円）を上回る価格で販売されているケースも確認されています。

在庫・価格動向テーブル（スマホ表示用）

年月	大手通販サイト	店頭入荷状況	中古市場価格帯
2022年	普通に在庫あり	家電量販店でも販売	定価付近
2023年	在庫減少	入荷は不定期	定価＋1,000円程度
2024年	在庫ほぼ無し	入荷報告ほぼ無し	定価の2倍前後
2025年	在庫ゼロ表示	店頭販売ほぼ消滅	プレ値（1万円以上）

この表からも、流通量が減少し、中古価格が高騰している＝事実上の供給停止と捉えることができます。

中古市場やユーザーの声は？

ユーザーの体感としても「実質的な終了状態」という認識が広がっています。
掲示板やSNSでは次のような意見が多く見られます。

• 「公式には終了していないが、半年以上再入荷がなく手に入らない」
• 「Pokémon GO Plus+が出た後は、完全に市場から消えた印象」
• 「中古でしか見ない。新品はプレ値ばかりで手が出せない」

こうした声は、必ずしも公式見解を裏付けるものではありませんが、実際に商品を探す消費者の体感としては“終了”に近い状況を表しています。

モンスターボールプラスって
もう生産終了してるん？売ってないよね💦

— みんちさん🍒 (@Greedent_love) September 3, 2022

需要と供給のミスマッチ

• Pokémon GOのプレイヤー人口は依然として多いため、需要は一定数存在します。
• しかし、任天堂や関連メーカーは後継機である「Pokémon GO Plus＋」へ生産リソースを集中させていると考えられます。
• その結果、需要に対して供給が追いつかず、プレ値化が進んでいるのです。

なぜ今、品薄・実質終了状態になっているのか？

製造と公式発表のギャップ

任天堂はモンスターボールプラスの「生産終了」を公式に発表していません。しかし、市場での供給が止まり続けていることから、実質的には「終了」に近い状態と受け止められています。
この背景には、メーカーの製造方針と公式発表の間にある“ギャップ”が影響しています。

任天堂の発表スタンス

• 任天堂はゲーム機本体と比べ、周辺機器の生産終了を公に宣言するケースが少ない傾向にあります。
• 「供給が難しくなった場合でも、公式には“終了”と明記せず自然に市場から姿を消す」パターンが多いのです。
• モンスターボールプラスも同様に、公式には否定しているものの、市場からは完全に枯渇している状態といえます。

後継デバイスの登場

モンスターボールプラスが市場から消えつつある理由のひとつが、後継デバイスの登場です。2023年に発売された「Pokémon GO Plus＋」は、Pokémon GO専用デバイスの最新モデルであり、アプリ連動機能や睡眠データ連携など新要素が追加されています!【Pokémon GO Plus＋公式サイト】

代替機による需要のシフト

• Pokémon GO Plus＋は、モンスターボールプラスの機能をほぼ網羅しつつ拡張しているため、メーカーは自然に製造リソースを新製品へ切り替えた可能性が高いです。
• 消費者の関心も「新モデルに集中」しており、旧モデルの再販優先度は下がっていると考えられます。
• これにより、モンスターボールプラスは「公式には終了していないが、後継機の陰で消えていく」という立ち位置になりました。

機能比較テーブル

特徴	モンスターボールプラス	Pokémon GO Plus＋
発売年	2018年	2023年
Pokémon GO自動スピン	○	○
Pokémon GO自動捕獲	○	○
睡眠データ連動	×	○
ボイス機能	×	○
価格帯	定価 約4,980円	定価 約6,248円

この表からもわかるように、新モデルに機能が集約されたことで、旧モデルを再度生産する意義が薄れていることが伺えます。

供給・物流の要因

品薄化には、製造リソースのシフトだけでなく物流面の事情も影響していると考えられます。
世界的に半導体不足や部品供給の停滞が発生しており、ゲーム関連の周辺機器もその影響を受けています。特に小型電子部品やBluetoothチップの供給は不安定であり、こうした要因が再販を難しくしている可能性があります。

需要と供給の変化

• 2018〜2020年は需要が安定しており、量販店で普通に購入できました。
• 2021年以降は世界的な部品不足の影響で製造ラインが縮小。
• 2023年以降は後継デバイスの登場で、旧製品の生産優先度が低下。

こうした要素が複合的に作用し、現在の「実質的な終了状態」を作り出しています。

消費者にとっての影響

モンスターボールプラスが事実上市場から姿を消したことで、消費者は次のような選択を迫られています。

• 中古市場で高額購入する
• 後継デバイス「Pokémon GO Plus＋」に切り替える
• 任天堂からの再生産を待つ（ただし可能性は低い）

この状況は「ゲーム体験を拡張したいユーザー」にとって大きな課題であり、今後も在庫情報や代替商品の動向を注視する必要があります。

まとめ：モンスターボールプラスは“公式には未終了”でも“実質終了状態”

モンスターボールプラスは、任天堂公式としては「生産終了」と明言されていません

その背景には、以下のような要因が複合的に絡んでいます。

• 任天堂が周辺機器の終了を明確にアナウンスしない体質
• 後継デバイス「Pokémon GO Plus＋」の登場による生産リソースの移行【Pokémon GO Plus＋公式サイト】
• 世界的な部品供給の制約による再生産の難しさ

消費者にとっては「公式には生産終了していないのに手に入らない」という矛盾した状況ですが、事実上は後継機への移行が進んでいると考えるのが自然です。

筆者としては、モンスターボール型という唯一無二のデザインはファンにとって特別な存在であり、プレ値で取引されるのも納得です！購入を検討している方は、後継デバイスへの切り替えか、中古市場で信頼できるショップを選ぶのが現実的な選択肢になるでしょう。

1. モンスターボールプラス 生産終了？
   1. 任天堂公式の立場は？
   2. 市場の在庫状況はどうなっている？
   3. 中古市場やユーザーの声は？
2. なぜ今、品薄・実質終了状態になっているのか？
   1. 製造と公式発表のギャップ
   2. 後継デバイスの登場
   3. 供給・物流の要因
   4. 消費者にとっての影響
3. まとめ：モンスターボールプラスは“公式には未終了”でも“実質終了状態”