
最近、氷ばっかり食べちゃうんです…。やめたいけど止まらなくて、太るって話も聞いて心配で…



実はそれ、“氷食症”という立派な症状かもしれません!放っておくと体にさまざまな影響が出ることもあるんです!
「氷を食べるクセ」がやめられない…。それ、単なる癖ではなく“氷食症(ひょうしょくしょう)”という状態かもしれません。
本記事では、氷食症を放っておいた場合のリスクや「太る」といわれる理由、根本原因とその治し方までを、医学的な視点とわかりやすいデータで徹底解説します。
- 氷食症を放っておくとどうなる?体への影響とリスク
- 氷食症で太るって本当?代謝と冷えの関係
- 氷食症の原因と治し方を詳しく紹介(医療+セルフケア)
氷食症を放っておくとどうなる?


歯と顎関節へのダメージ
氷は硬度が非常に高く、1日数十回もガリガリ噛めばエナメル質の摩耗・微細亀裂・知覚過敏が急速に進みます。歯科系レビューでは、氷食症患者の多くに全顎的な咬耗と顎関節症状が観察されたと報告されています。
放置した場合のリスク
- 知覚過敏の慢性化─冷たい飲食物だけでなく、呼気でもしみる
- クラックトゥース(歯の亀裂)─最終的に抜歯になるケースも
- 顎関節症─口を開くと“カクッ”と鳴る、開口障害
鉄欠乏性貧血の悪化と全身症状
氷食症は鉄欠乏性貧血(IDA)の代表的サイン。国内外の研究で、IDA患者の16〜60%が氷を大量摂取していたとのデータがあります。
放置による具体的な悪影響
影響領域 | 症状 | 長期リスク |
---|---|---|
血液 | ヘモグロビン↓・フェリチン↓ | 立ちくらみ・動悸・息切れ |
神経 | 注意力低下・記憶力低下 | 仕事・学習パフォーマンス低下 |
妊娠 | 胎児発育不全・早産リスク | 産後うつの増加報告も |
「太る」は本当? 内臓冷えと基礎代謝の科学
氷そのものはゼロカロリーですが、胃腸を直接冷やすことで体温が下がり、基礎代謝が約12〜13%低下するという臨床データがあります。
体温1℃低下のシミュレーション
想定基礎代謝 | 体温低下後の1日あたり代謝減 | 1年換算のエネルギー差 | 脂肪換算(1kg=7,700kcal) |
---|---|---|---|
1,200kcal/日 | 144kcal | 52,560kcal | 約6.8kg増 |



氷で“痩せる”どころか逆効果なんですね!
メンタル・生活習慣への波及
- 睡眠障害:夜間の頻尿・身体の冷えで中途覚醒
- イライラ・不安感:自律神経バランス乱れ
- 食事バランスの崩壊:氷で満腹→栄養不足の悪循環
ネガティブスパイラルを断つポイント
- 鉄不足を補う(医療+食品)
- 温活で内臓温度を保つ
- ストレスマネジメント:呼吸法・散歩・睡眠衛生
放置リスクまとめ【早見表】
リスクカテゴリ | 主な症状 | 進展リスク | 推奨アクション |
---|---|---|---|
口腔 | 知覚過敏・亀裂 | 抜歯・高額治療費 | 歯科受診+予防ペースト |
血液 | 貧血症状 | 心機能低下 | 血液検査+鉄補給 |
代謝 | 太りやすい | 体脂肪増・むくみ | 温活+筋トレ |
精神 | 不眠・イライラ | うつ傾向 | 医療相談+ CBT |
氷食症の原因と治し方は?


主な原因は鉄欠乏性貧血
- **鉄欠乏性貧血(IDA)**の患者の16%前後が氷食症(パゴファジア)を呈するとの国内外データがあります。
- フェリチン < 14 ng/mL(WHO基準)で pagophagia の出現率が急増。鉄剤投与で氷への渇望が消失する例が多数報告されています。
なぜ鉄不足で氷が欲しくなる?
- 脳ドーパミン代謝の低下 → 感覚刺激を求める
- 口腔内の虚血感 → 氷で一時的に爽快感
- 味覚変化(亜鉛・鉄不足) → 氷の“シャリ感”が快感に
ほかに考えられる原因
カテゴリ | 具体例 | 機序のポイント |
---|---|---|
血液ロス | 月経過多・子宮筋腫・痔出血 | 慢性出血で鉄消耗 |
吸収障害 | 胃切除後・セリアック病 | 上部小腸での鉄吸収↓ |
需要増大 | 妊娠・授乳・成長期 | 体内利用量↑ |
精神・行動 | 摂食障害・強迫性障害 | 異食症の一形態 |
治し方①:医療機関で行う検査と処方
診察で確認される主な項目
- 血液検査:Hb, MCV, フェリチン, TIBC
- 婦人科/消化管:経腟超音波・上部/下部内視鏡
- その他:甲状腺機能、ビタミンB12
治し方②:セルフケアと生活改善
食事+サプリで鉄を満たす
- ヘム鉄が豊富:赤身肉・かつお・レバー
- 非ヘム鉄+ビタミンC:小松菜×レモン、あさり×トマト
- 鉄サプリ:胃に優しいキレート鉄 or ヘム鉄
商品名 | 1回量中の鉄 | 特徴 | リンク |
---|---|---|---|
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治し方③:メンタルアプローチ
- **CBT(認知行動療法)**で“氷を噛む衝動”を別行動に置換
- ストレスマネジメント:深呼吸・マインドフルネス
- サポートグループ:行動記録を共有し再発を防止
関連Q&A
氷を噛みたくなるのはどういうこと?
鉄欠乏性貧血やストレス、口腔の乾燥が原因とされる「氷食症」の可能性があります。
氷食症は自律神経と関係がありますか?
間接的に関係し、ストレスによる自律神経の乱れが症状を誘発することがあります。
まとめ
氷を食べるクセ──「ただの習慣」と見過ごしがちな氷食症ですが、実は鉄欠乏性貧血や内臓冷えなど、体のSOSサインである可能性が高いことがわかりました。
特に、氷食症を放置すると以下のようなリスクが潜んでいます。
- 歯や顎へのダメージ(知覚過敏・亀裂・顎関節症)
- 代謝低下による“太りやすさ”(内臓冷えによる基礎代謝の低下)
- 鉄欠乏性貧血の悪化(動悸・めまい・集中力低下)
- ストレスや不眠などの生活の質の低下
また、根本的な原因の多くは体内の鉄不足や隠れた出血、吸収障害にあることが多く、治療には医療機関での検査と適切な鉄分補給が不可欠です。
そして「治す」ためには、
- 鉄剤や鉄サプリを適切に継続
- 温活などの生活改善
- メンタルケア(認知行動療法など)
の3つをバランスよく取り入れることが大切です。