男性ポテトチップス 発がん性って検索すると怖い話が出てくるんですが、結局どうなんですか?



結論から言うと“ゼロリスク”とは言い切れない一方で、“食べたら即がん”のような話は根拠が飛躍しています。公的機関の説明をもとに、どこが誤解されやすいかと、現実的な食べ方の目安まで整理します。
- ポテトチップスの「発がん性」話題の中心がアクリルアミドである理由
- 「嘘」と言われるポイントと、科学的に正しい言い方
- どのくらい食べていいか
ポテトチップス 発がん性は嘘?公的データで整理


「発がん性」の正体は主にアクリルアミド
ポテトチップスの発がん性が話題になるとき、多くは「アクリルアミド」という物質の話です。アクリルアミドは、いも類など炭水化物の多い食品を高温(120℃以上)で加熱したとき、アミノ酸(アスパラギン)と還元糖が反応して生成されることが分かっています。加工食品中アクリルアミドに関するQ&A
農林水産省も、揚げる・焼くなどの高温加熱で生成しやすいこと、水分が少ない条件で増えやすいことを説明しています。食品に含まれているアクリルアミド



怖さの原因は「名前が化学物質っぽい」こと自体より、どんな条件で増えるかを知らないまま断片情報だけが独り歩きする点だと感じます。
IARCの分類は「グループ2A」ただし意味の取り違えが多い
厚生労働省のQ&Aでは、アクリルアミドはIARC(国際がん研究機関)の発がん性分類で2A(人に対しておそらく発がん性がある)に分類される、と整理されています。
ここで重要なのは、IARC分類は「発がん性があるかどうかの可能性(ハザード)」の分類であり、「日常の摂取量でどれくらい危ないか(リスクの大きさ)」をそのまま示すものではない点です。したがって「2A=食べたら危険」「2A=即がん」という読み替えは不正確になります。
「嘘」と言われる理由は“表現の強さ”が先行するから
食品安全委員会の資料では、食品中アクリルアミドの健康影響は(発がん性の有無も含め)解明されていない点がある一方、動物実験では高用量で発がん性が報告されているため、研究が進められているとされています。
つまり正しい言い方は、だいたい次のようになります。
- 「ポテトチップスにはアクリルアミドが含まれうる」
- 「アクリルアミドは発がん性が議論されており、低減の取り組みが推奨されている」
- 「ただし、特定の食品だけを避けるような偏った食生活は望ましくない」
表で整理 ポテトチップスはどのくらい含まれる可能性があるのか
食品安全委員会の資料には、海外データの例として食品群別の含有量レンジが示されており、ポテトチップスは170〜2510 µg/kg、フライドポテトは59〜12800 µg/kgといった幅が掲載されています(同じ食品でも条件で幅が出る点が重要です)。
表1アクリルアミド含有量の例(資料掲載の範囲)
| 食品群 | 含有量の例(µg/kg) | ポイント |
|---|---|---|
| ポテトチップス | 170〜2510 | 条件で幅が大きい |
| フライドポテト | 59〜12800 | こちらも幅が大きい |
どのくらい食べていいの?


“何グラムまでOK”の万能な基準は公式には出しにくい
公的機関は、特定食品に一律の「この量なら安全」とは示しにくい立場です。厚生労働省のQ&Aでは、アクリルアミドを減らすために重要なのは、十分な果実・野菜を含むバランスの良い食生活、揚げ物や脂肪分が多い食品の過度な摂取を控えること、加熱しすぎないことだと整理されています。
“食べていい量”を決める実務はカロリーと塩分で考えるのが分かりやすい
たとえば、カルビー「ポテトチップス うすしお味 55g」は、1袋55gあたりエネルギー308kcal、食塩相当量0.5gなどが公式に掲載されています。
表2(スマホ向け)まず見ておきたい栄養表示の例
| 商品例 | 内容量 | エネルギー | 食塩相当量 | 公式リンク |
|---|---|---|---|---|
| カルビー ポテトチップス うすしお味 | 55g | 308kcal | 0.5g | Source |
さらに、湖池屋のポテトチップスも商品情報ページで栄養成分・原材料情報の確認導線が用意されています(購入前にラベル確認できるのは安心材料です)。
“アクリルアミド対策”としての食べ方 家庭でできる現実的なコツ
ここは誤解されやすいのですが、アクリルアミドは「完全にゼロにする」のが目的というより、「できる範囲で減らす」発想が現実的です。厚生労働省は、炭水化物の多い食品を焼いたり揚げたりする場合に、必要以上に長時間・高温で加熱しないことを挙げています。
焦げが濃い部分を“わざわざ増やさない”
ポテトチップスで言うと、極端に焦げ色が濃いものばかりを好んで食べ続けるより、普通の状態を選ぶほうが合理的です(生成は加熱条件に依存するため)。
自炊の揚げ物・焼き物は「焦がさない」設計にする
ポテトチップスだけを敵にするより、家庭の揚げ物やトーストなど日常の加熱全体で“焦がし癖”を減らすほうが、行政の趣旨にも沿います。



「ポテチをやめる」より「焦げを増やす生活をやめる」のほうが、続きますしストレスも少ないです。
“選び方”で迷う人へ 公式ページで確認できる商品例と導線
商品は実在名で挙げると、まず定番としては以下が確認しやすいです。
- カルビー「ポテトチップス うすしお味」公式商品ページ(栄養成分・原材料)
- カルビー「ポテトチップス」ブランドサイト(商品一覧の導線)
- 湖池屋「ポテトチップス」公式(栄養成分・原材料の導線)
| メーカー | ページ | 目的 |
|---|---|---|
| カルビー | https://www.calbee.co.jp/products/detail/?p=20220909090902 | 栄養成分・原材料を確認 |
| カルビー | https://www.calbee.co.jp/potatochips/ | ブランド全体の導線 |
| 湖池屋 | https://koikeya.co.jp/potatochips/ | 栄養成分・原材料の導線 |
まとめ
「ポテトチップスの発がん性は嘘」と言い切るのも、「食べたらがんになる」と断定するのも、どちらも正確ではありません。話題の中心は高温加熱で生成しうるアクリルアミドで、IARC分類は2Aとされ、可能な範囲で低減が望ましいという整理です。
一方で公的機関は、特定食品を極端に避けるのではなく、バランスのよい食生活と、揚げ物・脂肪分の多い食品の“過度な摂取”を控えること、加熱しすぎないことを重視しています。
実務的には、公式の栄養成分表示(例 カルビー 55gで308kcal)を使って「頻度×量」を設計し、小袋などで食べ過ぎを防ぐのが、いちばん再現性の高い対策です。
最後に確認したいこと(1つだけ教えてください)
普段いちばんよく食べるのは「小袋(25g前後)」「通常袋(50〜60g前後)」「大袋(100g以上)」のどれに近いですか。
関連Q&A
ポテチはなぜ発がん性があるのですか?
高温加熱で生成される「アクリルアミド」という化学物質が含まれ、これが動物実験で発がん性の可能性ありとされています。
ポテトチップスが体に悪い理由は何ですか?
油・塩分・添加物が多く、肥満・高血圧・動脈硬化・発がん物質(アクリルアミド)のリスクが指摘されています。
焦げたパンはガンになる?
焦げ部分にはアクリルアミドが含まれやすく、大量・長期的摂取で発がんリスクが高まる可能性があるとされています。
フライドポテトは発がん性があるのか?
あります。特に高温揚げ調理で「アクリルアミド」が生成されやすく、繰り返し食べ続けるとリスクが高まると警告されています。
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